
シャネルを買うと付いてくる・・

小冊子。
この謎の小冊子に何が書いてあるのか・・
解明しながら、皆様にご紹介したいと思います
#偽物は所々、日本語が変な個所がありますのでご注意ください
ロココのお品は、多くの子が古い古いオールドヴィンテージ品なので、ほぼ、この小冊子が付いていませんので、小冊子の代わりにこのページをよくお読みくださいね
ほぼ全文、英語で書かれているバッグの紹介ページですが・・

意外や意外・・最後には日本語で、丁寧に・・
傷の治し方まで出ている、親切なまでの取扱説明書なんですよ~

<全文紹介>
シャネルバックをお使いになられるにあたって
シャネルパックは、
品質・デザイン共に
非常に優秀なものと
世界中で評価されています。
シャネルでは、最新技術と
伝統的手工芸のノウハウを
巧みに組み合わせたバッグを
製造いたしております。
・シャネルは最高級のなめし革を厳選すると同時に、柔らかさと自然な風合いを保つため、皮を革全体に独自の染色をほどこし、表面にグラスコーティング等の加工をせず、本来の皮素材の感触を保たせています。
このためシャネルバックを常に美しくご使用される為に、お取扱いに関して下記の点にご注意下さいますようお願い申し上げます。
・バックをしまうときは、必ず立て掛けて置いて下さい。また型崩れのないよう薄紙で詰め物して下さい。チェーンは外側の革に触れないように、バック内の詰め物の紙の中にしまってください。
・バックには物を入れすぎないようにして下さい。荷重から型崩れが起こったり、またチェーン、チャック、留め金の取り付け部分に極端な力がかかり破損の原因になることがあります。
・シャネルバッグに使用されている革は特別ななめし方法で革の柔軟性が保たれております。そのため革の表面が生き生きとし通気性や吸水性があります。したがって水、油、香水、化粧品等がかかることのないようにご注意下さい。
・ワックス、テレピン油、オイル、染み抜き、アルコール、各種溶剤などはご使用にならないでください。
・ホワイト及びベージュなどの淡色系のバックには、ホコリやシミは禁物です。汚損した場合はほとんど元の状態には戻せなくなります。
・淡い色のバックは光に非常に敏感です。強力な光線(陽光、スポットライト、蛍光灯など)に長い間あてますと革が黄ばんだり褪せたりします。
・革の手入れは無染色の柔らかいウールの布で軽く拭いてください。堅い素材や表面のざらざらした素材にあたることがないようにしてください。
・バッグに水がかかった場合は、革を拭くのではなく、やわらかいウールの布で軽く叩くようにして布に水分を吸収させます。
・油のしみがついてしまったときは、無香性のベビーパウダーをふりかけて下さい。一晩そのまま置いてから、清潔な化粧ブラシでそっと粉を払い落として下さい。
・バッグにかすり傷や軽い擦り傷ができた場合は、指で目立たなくさせることができます。清潔な乾いた状態の指を、円を描くように傷の部分に少し強めに押し当てて。このとき、油や水気が絶対にないようにご注意ください。
・天然革は、年月を重ねるごとに美しさを増す数少ない素材のひとつです。シャネルバッグは、正しく保管、手入のうえ大事にご使用して下さればツヤが出て革が一層引き立ち末長くご愛用になれ、ご満足いただけることと存じます。
以上・・
解りやすく丁寧に書いてあります。
オイルは使ってはいけない、といっても、ここでは、食油のオイル。
バッグ用のオイルやホホバオイル、ミンクオイルなど、通常のバッグ用のオイルを使うのは、もちろんOK!
全ての革製品は オイルで磨き上げて販売されております。
皮はオイル、ワックスなどを使わないと、乾いて乾燥しちゃって、硬くなって・・そして傷つきやすくなり、、そして壊れやすくなります。
皮は女性のお肌と同じデリケートなんです。
(って、皮は動物の皮なので、結局お肌と同じ取扱いなんですよね)
使ってはいけない、テレピン油とは??
「塗料やワニスなどの溶剤として利用されるほか、医薬品の成分としても用いられている。化学工業においては、リナロールなど他のモノテルペン化合物の原料として使用されている。美術の分野では、油絵具の薄め液・画用液として用いられる。珍しいところではフランスが開発したロケットであるディアマンAの第一段エンジン用ロケット燃料として用いられた。」
と、いうもので通常の私たちの生活にはないものなので、あまり気を遣いすぎても・・と思います。
実際・・皮バッグは全て・・シャネルのバッグも、皮クリーム(オイルやワックス)でお手入れされて売っています。
それよりも・・肝心なのは
傷の治し方
・バッグにかすり傷や軽い擦り傷ができた場合は、指で目立たなくさせることができます。清潔な乾いた状態の指を、円を描くように傷の部分に少し強めに押し当てて。このとき、油や水気が絶対にないようにご注意ください。
と、いう部分・・・
以前、私も書いたのですが・・
「消えろ」「消えろ」
と、心の中で念じながら・・
傷を指で(説明にもある通り、よく洗って清潔にしてからね)丁寧に丁寧にクルクルクルクルと・・
優しく優しく・・なで続けると・・
あらら・・不思議・・
皮の傷が治っちゃう事もあるんです・・
#正確に言いますと、傷ではなく、皮の表面にほどこしたコーティングや塗料の傷程度でしたら治る可能性大。皮の深い傷は治りません
実はね・・人間・・いえ動物という生態は、特に指先に油分を含んでいますので、
なで続けると、油分が発生して、その油分で傷が治る事もあるのです。
とにかくね・・皮は女性の肌と同じ。
乾燥させると、バリバリになっちゃうのです。
いつでも、油分を忘れずに。シットリと潤いをあげてあげてくださいね。基本ですので。
シャネルの説明文には
ウールの布
と出てきますが・・これも同じ原理です。

柔らかい布であれば、傷を付ける事はないのですが、さらにウール素材だと・・
動物のウールの中に入っているオイルが良い役割をしてくれるんです。
ちなみに・・深い傷や深い角スレは、オイル付けて念じてクルクルした位では直りません
角のパイピングが破れていると、、パイピング全部を付け替えないと見た目が変だったりしますので、全部を取り換えると・・1万円前後かかったりします。
その敗れた部分だけの修正は私の知り限りですと、シャネルでも出来ないと思います。
ロココでは、角スレには注意をして、簡単に治る範囲の角スレの子しか入れませんので、現在、角スレの子はいないのでご安心を
角スレって・・使った感じがして、嫌がる人、多いので・・
皮の使用感程度だったら、オールド、ヴィンテージ品の香りがして、逆に喜ばれています。
シャネルの説明文の最後にも書いてある通り、、
良い皮って、年月を重ねるごとに、風合いが出るんですよね
