オールドグッチ お手入れ方法
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Rococoで一番人気のオールドグッチ。
恐らく世界でも一番の保有数ですが、30~50年前のVintageのため、もう数はなく、近年高騰中です。

そんなオールドグッチをお持ちでしたら大切に受け継いで頂きたいので、取り扱い方をまとめてみました。
もし、使用されないでいるオールドグッチをお持ちでしたら、買取もしておりますのでお気軽にメールくださいませ。
お手入れ簡単で丈夫なPVC素材
一般的にオールドグッチのGG柄の部分は、PVC素材(塩化ビニール)です。

だから特別なお手入れは不要!
PVC素材は汚れた場合、薄めた中性洗剤を含ませた濡れたクロスで拭けます。また、丈夫なので洗剤で洗う事も出来ます。
洗った後の乾燥は無理に乾かさず、自然乾燥をします。
ピグスキンのお手入れ
全体をよく拭いた後、蜜蝋入りクリームで磨いて栄養を補給すると長持ちします。
ロココが最近、開発した蜜蝋クリームは特にピグスキンと相性が良く、艶やかに滑らかにいつまでもその風合いを保ってくれます。
※蜜蝋クリームは、金属部分やファスナーに磨き上げればピカピカに!
ただし、シェリーラインなどの布部分にだけは絶対に塗らないように。油系なので黒く硬くなってしまいます。PVCには付けても栄養がしみこむ事はありませんが艶は出ます。

部分作業が多いため、クリームを塗る場合、化粧用スポンジなどキメが細かく小さめのスポンジがお勧めです!
シェリーラインのメンテナンス方法
シェリーラインはウールやポリエステルで出来ています。
より古いモデル(70年より前)はウール素材が多いのですが、80年代アクセサリーコレクションの時代は多くがポリエステル混合の素材です。
*左 ウール素材 / 右 ポリエステル素材(左の方が毛羽立っています)

ウール素材は触るとザラザラとしていて、保存状態が悪いと虫食いが発生します。
必ず風通しの良い場所で保管してください。
また、シェリーラインには決してクリームなどは付けないようにしてください。元々、汚れ防止の為のコーティングが十分してありますので、特別なメンテナンスは必要ありませんが、ソフトな手洗いが可能です。
参考:グッチのギャランティーカード
に書いてあるコト。

○製品は大切に扱って下さい。汚れたざらざらした面を接触してできたしみや かき傷は消えないこともあります。
○容量以上のものを詰めこまないで下さい。 形がくずれたり、縫目がほころびたりします。
○高熱や直射日光に長時間さらさないで下さい。皮が乾燥したり、色があせたりします
○ボールペン、カーボン用紙、マニキュア除去液、その他、強い溶液との接触は避けて下さい
○つまらない不注意から当品を台無しにしたり、汚したりしないようにしましょう。表面の軽いしみや汚れを取るには、布地を軽くしめらせ、中性石鹸でやさしくふきます。強い洗剤とか、シミ抜きは絶対に使用しないで下さい。
🈲やってはいけないこと
防水スプレーには「合成樹脂」が入っている物が多く、呼吸が出来なくなり革を傷める事になります。合成樹脂が入っていないスプレーでも、その効果は1時間だけですのでお勧めしません。
クリーナーはVintageの場合、色落ちしてしまう原因になりますので念の為に使用しないようにします。代わりに蜜蝋クリームは革の内部からの汚れも浮き立たせてくれる成分が入っています。
牛乳、オリーブオイル、靴クリーム、アルコール、化学雑巾は色落ちの原因です。絶対に使用しないでください。
😊やって欲しいこと
*ローテーションで使用
バッグは1つを毎日使い続けるのではなく、ローテーションさせて革を休ませましょう。
*使用後にお手入れ
汚れ・埃などは全て取り除きましょう。菌が繁殖してカビの原因となります。(カビはなかなか落ちません)
※ショルダーはベルトを外して、根元をしっかりと持ちメンテナンスしてください。
*型を整える
形を整えてあんこを詰める。
ショルダーは型を整えてから、ショルダー紐のヨレを防ぐため吊り下げてください。
※細いショルダーはちぎれると修復が難しい為、丁寧に取り扱ってください。

*風通しの良い場所で保管
決して、ビニールなどに入れないで下さい。カビの原因になります。高熱や直射日光に当てると変色の原因となります。
※長期保管は新聞紙などの吸水紙を入れて保管。(内装は湿気から傷みます)
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