オールドグッチ専門店のRococoが、本物と偽物の見分け方をご紹介します☆
そもそも”オールドグッチ”って??
オールドグッチとは、Gucciの創設者が手がけた1980年代までの製品で、グッチアクセサリーコレクションが主流です。
*アクセサリーコレクションに付いている小冊子
オールドグッチの人気要因は、数あるブランドの中でも色々なデザインのモノグラム、ロゴマーク、留具・などバリエーションの豊富さが何より魅力です⭐︎
少量生産で数が少なく、1つ1つが革製品の最高峰といわれるイタリアの職人さんの手作業で、現在のグッチより細部のデザインも凝っています。
まずはエンブレムやマークをチェック!
アクセサリーコレクション以外(70年代以前)のオールドグッチは比較的コピー品が少ないです。
こちらは爆発的に人気の出た80年代アクセサリーコレクション⭐︎
一番多く見るオールドグッチのマークです。
この頃、韓国でコピー品が沢山、製造されていました。
他にもGGのロゴが重りあってるものや、向き合っているものなど複数見かけます。
ズバリ!GUCCIのロゴは何通りもあります。
ブランドの顔でもあるロゴネームのデザインを統一せずに様々なマークを創り出しているのもGUCCIの魅力です 。
初めて見たロゴだから偽物!とすぐ判断してしまうのはナンセンス。
そのオールドグッチもしかしたら世界に1つしかないレア物かもしれません・・・
タグや裏の刻印をチェック!
ハイブランド品に絶対といっていいほど付いている刻印タグ。
こちらは本物のオールドグッチのタグのメインメンバーです。
様々なタグがありますので、まずは本物を目に焼き付けましょう!
Accessory collection 定番ショルダーの革の刻印
アクセサリーコレクションはゴールドのプリント刻印で、型押しのみの刻印はありません。
(金色が剥げた例はあります。)
✳︎最近のGUCCIでは刻印は型押しです。
こんな偽物も発見されました! この形は存在しませんのでご注意を。
タグの裏面も要チェック!
偽物は右のように表革が貼り付けられていません。
本物は刻印入り(内装の張替えなど持ち主によって裏が剥がされているケースもありますので、ここだけで判断しないでください。)
紙タグ
80年代初頭までに作られていた通称アクセコ(Accessory collection)と呼ばれる作品。
コレクターも多く、保存状態が良いお品にはこの紙タグが革タグの下に付いている事もあります。
「紙タグ」が付いていれば・・・・・神です!!
紙タグまでは偽物は出回っておりません。
✳︎タグに丸いパンチ穴が空いているのは、当時のアウトレット品です。決して偽物ではなく、可愛くてスペシャルなデザインが沢山あります。
職人さんの番号✨
これがあれば間違いな本物! ここまでコピーされていません。
革タグの裏の型番の数字
本物には革タグの裏に、型番の刻印があります。
最近のものは型番で検索をかけ調べることができますが、オールドグッチの場合は調べても殆ど出てきません。
また、最近のものは数字のフォントで見分ける方法もありますが、80年代前のものはフォントの特徴が異なり、これだけで見分けることはできません。
この型番があれば本物の可能性が高いです。
*古いものほど刻印が消えかけていて数字が読めない本物も多くあります。
オールドグッチのファスナーの種類
本物には韓国製のK&Kのファスナーは使われていません。
多くのブランドがYKKをはじめ、riri社やオリジナルファスナーを使用しています。
GUCCIで使われているファスナーも把握しておきましょう♪
✳︎YKKファスナーが使われている偽物も発見されていますので、ファスナーだけでは判断できません。
GG柄 モノグラムやPVC素材をチェック!
よくGG柄で使われるPVC(塩化ビニール)素材は、高価な本革よりコピー生産しやすいラインです。
ルーペなどでよく見ると一目瞭然! コピー品は目が荒く、本物はきめ細やかで柄が鮮明です 。
✳︎精巧なコピー品も存在するので注意です。
こちらは判りやすい偽物のGG柄です。 本物と見比べてみてください。
シェリーラインをチェック!
赤のラインを見ると偽物は8本なのに対して、本物はどれを数えても10本以上あります。織り目を数えてみてください。
ショルダーなどの留め具
グッチマークが付いていたら本物! コピー品はここまでは手がかけられてません。
*しかし、マークのない本物も古い物や修理品にはあります。
小冊子やコントロールカード
このアクセコシリーズに付いている小冊子カタログまであれば完璧!
ですが、本物の小冊子を偽物に付けて販売していたという情報もあります・・・
内装の生地について
ポケットの内装も御確認ください。
グッチが違う柄の生地を使うことはありません。内装の生地は無地、もしくはGG柄など細部までデザインが施されています⭐︎
こちらは偽物のお財布の内装。
大きなGG柄の内装と留具がこのような物は、本物にはありません。
内装に粉やベタつきが出るのは本物?
粉やベタつきが出ているオールドグッチ・・実はそれが本物の証拠です。
昔の職人さんは丈夫な仕様にする為、当時の高級加工であるコーティングに手間暇をかけて製造していた時期がありました。
そのコーティングが経年劣化をしてきた状態です。
偽物は内装にそこまで手をかけていないので、破れ落ちるという事はあってもコーティングそのものが見受けられません。
内装に関しては、綺麗であればあるほど逆に偽物の疑いがあります。
内装が汚いからといって、見捨てないで下さいね。
このような内装の状態は本物の古いVintage品によくある事なのです。
*この内装を買ってしまうと、粉がふいてきますが本物です!
Rococoのお品は内装を全てメンテナンスして販売しております✨
↓↓↓ こちらはお手入れの参考になさってください♪
80年代前半に少量生産された希少なRigate(リゲイト)ライン。
本物は赤のライン上に緑のGUCCIの文字がプリントされていますが、
偽物は緑のラインにGUCCIの文字が入っていました。
K&Kファスナーが使われていてコピーだと分かります。
プリントが鮮やかすぎるお品はご注意を!
↓↓↓ 偽物を画像付きで紹介しています。
Centennial Line -オールドグッチ
↓↓↓ かなり珍しいオールドグッチ、センテニアルラインにも偽物が発見されました!
PAOLO GUCCIって本物?
Gucciと似た雰囲気の、パオログッチ (PAOLO GUCCI)
と呼ばれるブランドがあります。
こちらは、グッチの2代目の次男パオロが1984年頃におこしたブランドです。
ただ、パオログッチは一族とトラブルがあり、グッチから正規商品とは認められていません。
*同様にグッチの血筋のフローレンスというブランドもありますが、認められていません。
グッチ一族が作ったブランドで偽物という訳ではありませんが、現在のGucciの正規品ではありませんのでお気をつけくださいませ。
マニアの間ではグッチの一族が製造したモデルという事で、30年以上経つ今は数も少ないため、希少価値が付いている事があります。
GucciPlusやPARFUMSって?
グッチプラスもパフュームもセカンドラインです。
やはり数は少なく、希少モデルです。
ただし、グッチプラスは、ケリンググループの一員になった事で修理メンテナンスを断るようになってしまいました。
パフュームは受けられます。(2017年調べ)
>>OLD GUCCI PARFUMS 在庫<<
<まとめ> 結局、本物を見て触れるしかない!
私達、古物商の間では本物を見極めるには、まず「本物を最低3個は触れる」というお約束事があります。
柄、色、素材、、
オールドグッチには他のブランドとは違って2万もの多くの種類があります。そして、どれもに共通の本物感があります!
例えば、細部の造作が細かい事。偽物は安易に安く上げますので、タグの裏や内装の仕上げ具合(コーティング)、
縫製もチェックします。
高円寺のRococoでは、本物を見て触れる事が可能です✨
本物と偽物の見分け方 比較検証【バイヤー直伝真贋術】YouTubeでもご覧いただけます!
>>ご来店予約はこちら
御来店頂けない方でも、本物のオールドグッチの画像をよーく見てくださいね!
本物の特徴を掴むと、それが本物かどうか見抜ける人も多いのです☺︎
もしも・・お客様の持っているお品と裏も表も内装も全く同じお品があれば、
それは本物 !! です✨