オールドグッチのファスナーの種類
オールドグッチのファスナーのまとめ
高級品のブランド品には、高級な部品が使われています。
そのメーカーを把握する事で、本物を見極める事も出来ます!年代も特定できます!
また、製造された背景や年代も解りますので、歴史が解って楽しいですね。
オールドグッチでたくさん見かけるファスナートップから順番にお見せします☆
スナップも注目!
スナップも丈夫で高級なブランド品を使っています。
フィオッキ(FIOCCHI)社製もその1つ。イタリア製。
開閉の音がよい、感性高いイタリアらしいホックです☆
パチン!と心地よい音が広がります☆
ファスナートップ
YKK社
1922年創業のオールドグッチ(グッチの80年代までの商品を言います)のファスナートップに多く見られるブランドが・・
1946年創業のYKKです
70年~80年代に多く見られます
YKKが付いていると偽物??と、疑う方も多くいますが、
YKKは世界に誇る日本のブランド
世界の45%を占めると言われている信頼のおけるブランドなんです。
「YKK」は日本の「吉田工業株式会社」 の略です。
ちなみに、エルメス、ルイヴィトンなど高級ブランドにも、多く使用されています
Gucci オリジナルファスナー(トップ)
細工が細かい!シェリーも入っています!
70年代に多く見られる凝っているデザインです
可愛いですよね
他にもGucciオリジナルのシンプルなタイプもございます。
→グッチ オリジナルファスナー在庫
RiRi社(リリ)
このオールドグッチのファスナーは、高級ブランドに使用されているスイスのriri社です
1923年 ドイツハンブルク創業。ドイツ軍ウェア等、ミリタリーに採用されていた歴史があり、ファッション性も高いことから比較的高級な衣類に使われることが多くなりました。社名の由来はドイツ語で凹凸を表す「rille und ripp」
刻印がかすれても・・riri・・と読めます なんとも可愛い刻印です
→他、RiRiファスナーの在庫
TALON社(タロン)
ファスナーは、1891年にアメリカのジャドソンさんが発明しました。そして作った会社が「ユニーバーサル・ファスナー社」です。それを吸収して当時世界No,1にのし上がったのが「TARON社」。
有名なヴィンテージのメーカー。当初は 日本のYkkとシェアを競っていました。
1960年代まで世界でのTALONのシェアは50%以上。ヴィンテージものの衣服やかばん雑貨品などに使われているジッパーにTALONブランドのファスナーが採用されているのは、このためです。
ririと同じようにヴィンテージマニアが探しているメーカーです
→TARON社 在庫
eclair社(エクレア)
19世紀にアメリカで発明され、1924年フランスで創業。
高級ブランド(シャネルもエルメスも)のみに使用されていた、希少なECLAIRファスナートップです。 1980年代前半まではよく使用されていました
→eclair社 在庫
C&C(CoatsClark)社
コースト&クラーク社
OLD Gucci クリスタルGG ランチバッグ(茶)
クラウンブランドを製造・販売していたアメリカの総合資材メーカー)
歴史を覗いてみると・・
1952年 米国に於いてJ.P. Coats社とClark Thread 社は合併し、Coats & Clark社となる
1960年 Patons & Baldwins社と合併しCoats Patons社となる
・・と、いう事は、C&Cファスナーというのは、
52~60年までしか存在していなかったレア品!
C.V 社
C.V. (トープラファスナー・デ・メヒコ株式会社)
1950年代設立の日本の伝統のファスナーメーカー
→C.Vファスナー在庫
prentice
他にもファスナーを調べてみると・・「prentice」なんていうファスナートップも・・
これは、戦時中にフライトジャケットなどで使われていたイギリスのメーカー・・
1972年にIDEALに買収されている。幻のファスナーメーカーです。
ですから、このファスナーが使われていた場合、72年より以前のかなり古い、レアなモデルという事になります。大切にされてくださいね。
→prentice ファスナー在庫
ailee社
他に珍しい物としては、フランスのailee社も確認されています。
OLD Gucci 70s激レア!!スクエアGG大型ショルダー(濃茶)
他にも・・
LAMPOファスナー(LAMPO FASTENER)
イタリアのLanfranchi社の世界のトップブランドとして君臨しているファスナーブランド。120年の歴史を持ち、Dolce&Gabbana、ARMANIを始め、DIESEL、Prada、Balenciagaといった欧州の名だたる歴史あるハイブランドの多くに採用され、独自のシェアと地位を築き上げました。
ファスナー業界トップの地位にあり、アパレルだけでなく産業用にも多くの製品を出しているYKKとは違い、美しさと優美さを徹底的に追求し、美しい服の為だけにファスナーを作り続けてきた、イタリアの昔の職人気質を色濃く受け継いで来た稀有なメーカー。
特徴は、美しくバリエーションの豊かなメッキ加工と、シャープでエレガントな引き手の豊富さで、その組み合わせはまさに無限。
様々なニュアンスの、ゴールドやシルバー、また、こなれたアンティーク加工やダメージ加工は、溜め息の出る様な美しさです。
基本的に切り売り等はしていない為、一からクライアントの創り出すものに合わせた、完全なオーダーメイド。
長い伝統に裏付けされた、クラフトマシップ溢れる、その繊細で、美しくも小さい部品は、たかがファスナーとは言わせない雰囲気を持ち合わせている
OPTI
Optilon – ドイツの企業。2003年時点の世界シェア7-8%
ドイツ・OPTI社により開発されたコイルタイプのジッパーが日本で発売開始された。当時、このタイプのジッパーは、軽くて、壊れない、強力であるという、他と一線を画する利点の有る画期的な商品であった。そのために夢のジッパーと言われていた。その後、OPTI社の正規ライセンス契約を神奈川県の日本シンプ社が取得し、このジッパーが鞄、服を問わず、大掛かりに普及することとなった。
何も刻印されていないファスナーも・・
存在しますが、初期の頃の希少なモデルです(60年代)
素材
金属ファスナー(務歯が金属でできているもの。アメリカのTALON社(en:Talon Zipper)が開発したプレスタイプとCROWN社が開発した鋳造タイプがある。アルミ・洋白・真鍮製が多い。)
プラスチックファスナー(テープ上にポリアセタールなどを射出成型して付け、務歯としたもの。製造コストが安いので、ファスナーが普及するきっかけになった。プラスティックファスナーは昔デルリンファスナーとも呼ばれていた。(デルリンは素材名でデュポン社の登録商標)
コイルファスナー(ナイロンもしくはポリエステルのモノフィラメント(単線)をコイル状に成型し、務歯としたもの。ドイツのOPTI社が開発した。第2次世界大戦を機に開発された商品で、それまでの金属製より耐久性に優れ軽い商品として、急速に軍事目的に採用された。目が細かいのでその分飛ばしてかみ合う危険性は高い。)
ファスナーのマニア
以上のファスナーを使用しているアイテムには、Vintageマニアが海外にもたくさん存在していて、例えば、デニムやフライトジャケットに使用されているだけでヴィンテージ価値が高まります
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