HERMES CARRES(スカーフ)の魅力 Part 1 -2025
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Carres カレの職人技
カレが出来上がるまで
熟練した職人の手作業によって生まれるカレは、完成するまで数百時間かかることもあります!
長方形のものより、正方形のほうが造るのが難しく、また4隅が全て違うのも特徴です。
まずは、シルク産業の中心地であるリヨン町のアトリエに届く緻密に描かれたカレのデザイン原画をもとに、カラーリストがぴったりの配色を決定します。
そして、職人による染料の調合がされ、染められていきます。
エルメスのカレは単なるプリントでなく、シルクスクリーンでシルク一枚一枚を手作業で染めていきます。
カレ1枚を10色で作成するのであれば、1色づつ10枚の版を作り、インクを乗せて染められ、描かれることでエルメスのカレは美しさを重ねていくのです。
色の数が多いほど版の数も増えていくので、色数の多いスカーフほど昔は高価でした。
(平均10色、多いものでは30〜40色使われています。)
最後に縁を縁縫い職人の手作業により縫われていきます。
エルメスのカレの縁かがりは、裏面をミシンで縫うのではなく、あえて表をくるっと巻きながら縫っていきます。
こうすることで、シルクのハリがキープされ、どんな形に結んでも、不思議と表側が出るようになっています。
熟練の職人による完璧で丁寧な技によって、エルメスのカレは出来上がります。
Carres カレの歴史
もともと、「スカーフ」という単語は、16世紀のイギリスで使われるようになったのが始まりでした。
当時、イギリスはエリザベス女王によって統治されており、彼女は宗教改革をおこない、英国の歴史を大きく動かした女王でした。
また、彼女は魅力たっぷりでおしゃれなことでも有名です♡
(エリザベス1世 シワを書かないように命じていたため、肖像画はどれも美肌!)
そんな女王の時代に貴婦人の間で流行していたのがスカーフの前身となる「首飾り」でした。
小さくて軽く、持ち運びに便利な防寒具としても重宝されていたようです。
Carres カレとは、フランス語で90×90cmの正方形という意味です。
もともと競走馬のレースで騎手が着用していた、シルクのブラウスがヒントで生まれました。
最初の柄は、「オムニバスゲームと白い貴婦人」
HERMESスカーフのラインナップ
90 Carres
>> HERMES 大判カレ スカーフBRIDESdeGALA (赤&白)<<
70 Carre
ディップダイ
プリーツスカーフ
>> HERMES プリーツスカーフ90「占星術」(青系)<<
スムース・カレ
とろみのある素材感が魅力で、ボリューム感はあまりなく、ドレープがきれいにでるシルクジャージー素材。
>> HERMES ヘアバンド(リボン柄 赤×青)<<
ツイリー
5×85cmの細長い形状のスカーフ。
リボンのように、頭に付けたり手首に巻いたり、バッグの持ち手に付けたりとワンポイントで付けられ、折りたたむ手間要らず。
ツイリーは1枚のシルクを筒縫いしており、内側から塗っているのでステッチがまったく見えない職人技のこだわりを感じる逸品です。
マキシツイリー
HERMESの継承者

ーー<他・詳細は執筆中>ーー
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