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そして資料を取り寄せて、歴史や種類、デザイナーをスタッフ一同、勉強し直しました。
「THE HERMES SCARF」カレの完全ガイドブック
スカーフの柄がたくさん凝縮された、贅沢な一冊です♡
(ロココにご来店頂ければ、お見せできます。)
この機会に、みんなでエルメスのお勉強をしながら
今期大流行のスカーフをゲットしてみませんか?
まずは、Part1 です!
歴史やラインナップ、職人技が光る製造方法などについてまとめてみました!
1837年に高級馬具工房としてオープンした「HERMES」
100年後に独特の世界観、美しい発色、滑らかな肌触りのスカーフ「カレ」が誕生してから、今やエルメスの看板商品です
世界中から愛され続けるカレは、プロの魂が込められた最高の一枚です♡
是非、最高峰のカレの歴史と製造方法を知って、身につけてみてください。
きっとただの、スカーフとは思えなくなるはず、、
〜★カレが出来上がるまで〜
熟練した職人の手作業によって生まれるカレは、完成するまで数百時間かかることもあります!
長方形のものより、正方形のほうが造るのが難しく、また4隅が全て違うのも特徴です
まずは、シルク産業の中心地であるリヨン町のアトリエに届く緻密に描かれたカレのデザイン原画をもとに、カラーリストがぴったりの配色を決定します
そして、職人による染料の調合がされ、染められていきます
エルメスのカレは単なるプリントでなく、シルクスクリーンでシルク一枚一枚を手作業で染めていきます
カレ1枚を10色で作成するのであれば、1色づつ10枚の版を作り、インクを乗せて染められ、描かれることでエルメスのカレは美しさを重ねていくのです
色の数が多いほど版の数も増えていくので、色数の多いスカーフほど昔は高価でした、、
(平均数10色 多いものでは30〜40色使われている)
最後に縁を縁縫い職人の手作業により縫われていきます
エルメスのカレの縁かがりは、裏面をミシンで縫うのではなく、あえて表をくるっと巻きながら縫っていきます
こうすることで、シルクのハリがキープされ、どんな形に結んでも、不思議と表側が出るようになっています
熟練の職人による完璧で丁寧な技によって、エルメスのカレは出来上がります
〜Carres カレの歴史〜
もともと、「スカーフ」という単語は、16世紀のイギリスで使われるようになったのが始まりでした。
当時、イギリスはエリザベス女王によって統治されており、彼女は宗教改革をおこない、英国の歴史を大きく動かした女王でした。
また、彼女は魅力たっぷりでおしゃれなことでも有名です♡
(エリザベス1世 シワを書かないように命じていたため、肖像画はどれも美肌!)
そんな女王の時代に貴婦人の間で流行していたのがスカーフの前身となる「首飾り」でした。
小さくて軽く、持ち運びに便利な防寒具としても重宝されていたようです。
そしてエルメスで1937年、正方形のスカーフ(カレ)が生まれました。
Carres カレとは、フランス語で90×90cmの正方形という意味です。
もともと競走馬のレースで騎手が着用していた、シルクのブラウスがヒントで生まれました。
☆最初の柄は、「オムニバスゲームと白い貴婦人」
シルクツイル
王道の90cm四方
シルク100%
種類が豊富、発色も素晴らしく滑らかで肌触りがよく、幅広く使える大きさ
☆エルメス 大判カレ スカーフBRIDESdeGALA (赤&白)→
商品ページ
ディップダイ
一旦プリントした後、つけ染め(ディップダイ)をする手の込んだもの。
あえて色ムラを残したワントーンの色調に加え、シルク素材がやや起毛したベルベットのような風合いが新鮮
プリーツスカーフ
菱形に置いた一枚のスカーフに6mm感覚で114本のプリーツを付けていき、それを100度の高温で50分間蒸すという大変な作業で出来上がるスカーフ
ファッションの幅を広げ、個性的に仕上がることで人気
☆エルメス プリーツスカーフ90「占星術」(青系)→
商品ページ
スムース・カレ
(画像は日本限定発売のヘアバンド シルクジャージー素材 )
シルクジャージー素材
とろみのある素材感が魅力で、ボリューム感はあまりなく、ドレープがきれいにでる
伸縮性があり、製造に大変な手間がかかる
☆エルメス ヘアバンド(リボン柄 赤×青)→
商品ページ
70カレ
ヴィンテージ・シルク素材
90cmのシルクツイルと比べ、しっかりと折り目が付くような少し固めのシルク
片た垂らし結びには丁度いい大きさで、首元におさまるなような結び方がお好きな方、90cmが大きく大袈裟に感じる方に人気
ツイリー
5×85cmの細長い形状のスカーフ
リボンのように、頭に付けたり手首に巻いたり、バッグの持ち手に付けたりとワンポイントで付けられ、折りたたむ手間もない
また、ツイリーは1枚のシルクを筒縫いしており、内側から塗っているのでステッチがまったく見えないのも職人技、こだわりを感じる
マキシツイリー
その名の通りツイリーを大きくしたマキシツイリー。
20×220cmの大きさがあり、マフラーのように巻いたり、ベルトやヘッドバンドとして使うのはもちろんの事、上級者になればケリーやエヴリンのストラップ替わりにお使い頂く事も可能!
とにかく大きく長いので無限のアレンジが可能になりました。
※これ以外にも多数あります!41cm四方や、カシミヤ混合など、、
〜おまけ〜
家族経営で180年続くエルメスの社長たち
創業者
エルメスの創始者ティエリ・エルメス氏
1837〜高級馬具工房としてオープン
二代目シャルル・エミール・エルメス氏
1850〜オータクロアが誕生
三代目エミール・モーリス・エルメス氏
1903〜エルメスの転機 ファスナーをバッグに取り入れる
四代目ロベール・デュマ・エルメス氏
1951〜カレ 発案者
五代目ジャン・ルイ・デュマ氏
1978〜年間テーマ発表
6代目 アクセル・デュマ氏
2006〜 現社長
いかがでしたか?(^^)
エルメスのカレが出来るまで、何人もの職人さん、歴史があったのです。
知って付けるのと、知らないで付けるのは大違い。
是非、こだわりを知って改めてエルメスのスカーフに触れてみてください。
きっと他のものでは満足出来ないほど、カレの虜になります♡
part 2では、エルメスのデザイナーや、有名なデザイン、タグの種類などについてご紹介していきます!
今では販売していない、レアな物も!
是非、ご覧になってください
出典:THE HERMES SCARF
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